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ミンカ

アルパカ・ニット製品編み手のダニーさん

アルパカ・ニット製品編み手のダニーさん。
「私の母は学校へ行けなかったけれど
私は中学まで行った。子どもにはもっと
上の教育を受けさせたい」

さまざまな色のアルパカたち

さまざまな色のアルパカたち。
光沢がありなめらかな毛は
「アンデスの宝石」とも呼ばれる

アルパカの毛は、錘(つむ)を使って手作業で糸にされる

アルパカの毛は、錘(つむ)を使って
手作業で糸にされる

ミンカの農業プロジェクトで復活したカニワの畑で

ミンカの農業プロジェクトで復活した畑で

「ミンカ」はペルー全土で社会的・経済的に立場の弱い先住民や都市の貧困地域に暮らす人びとが手工芸品作りで収入を得られるよう支援している非営利団体です。

標高3,800 メートルのアンデスで生活する先住民族ケチュアの人びとにとって、アルパカ・ニット製品作りは貴重な現金収入源です。しかし、通例仲買人によって買い叩かれ、作り手の手元にはわずかな金額しか入りませんでした。そんなケチュアの人びとを救おうと、1976年にミンカが設立されました。品質向上につとめ、 海外のフェアトレード団体に販売することで、生産者が適正な利益を得られるようにしています。


アルパカの飼育から編みの工程まで、化学飼料や機械は一切使われていません。自然の草を食べて育ったアルパカの毛を刈って、手紡ぎで糸にし、手編みしたセーターやニット小物は、自然の力と人の手が生み出すパワーに満ちています。

ミンカとはケチュア語で「私はあなたの畑で、あなたは私の畑で働く」、つまりお互いの協力を意味します。アルパカ製品の生産に携わる約2,000人を含む、ペルー全土の約7,000人の手工芸職人がミンカの運営する技術研修や教育プログラム、 農業技術の改善プログラムに参加しています。また、廃れつつあった栄養価の高いアンデス地方原産の穀物「キヌア」や 「カニワ」の伝統農法を復活させるプロジェクトなども行っています。

 

アルパカにはブラウンやグレイ、黒などさまざまな毛色の種類がいますが、今、色つきのアルパカは絶滅の危機に瀕しています。大手メーカーが染色の容易な白い毛ばかりを買い求めるため、商品価値の低くなった色つきアルパカは、肉として売られるほかなくなってしまったのです。

ピープル・ツリーは、アルパカの自然な毛色を活かした製品をデザインすることで、色つきアルパカの命を救おうとしています。ピープル・ツリーの製品によって、毎年約1,000頭の色つきアルパカが殺されずにすんでいます。
ミンカの製品をお買い求めいただくことが、アルパカの命と、職人たちの暮らしを守ることにつながります。

 

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