タラ・プロジェクト
インドでは貧困のため学校に行かずアクセサリー作りに従事する児童の例が多数報告されています。貧困に苦しむ人を支援するため1973年に設立されたタラ・プロジェクトは、不法児童労働をなくすためのキャンペーンを行ったり、働く子どもたちの学校を運営するとともに、成人の労働者が貧困の悪循環を抜け出せるように、アクセサリーなどの生産プロジェクトも運営しています。
ビーズなど自然の素材を活かしたアクセサリーは、もちろん公正な賃金を得て働く大人たちによって手作りされたものです。タラ・プロジェクトには現在約30もの生産者グループがあり、デリー近郊のスラムに住む約500家族の生活を支えています。また、貧しい家庭の子どもたちのために12の学校を運営しています。タラ・プロジェクトは、子どもや女性のための教育プログラム、健康や環境意識を高めるプロジェクトや技術研修といった活動で、インドのフェアトレードの草分け的な存在となっています。
不当な児童労働をなくし、子どもが子どもらしく遊べる社会を目指し、ピープル・ツリーはタラ・プロジェクトとともに、アクセサリーの売上に応じて子どもたちに遊び道具を送る『みんなでスポーツ』キャンペーンを2006年に実施し、タラ・プロジェクトのネックレスが10個売れるごとに、デリーの子どもたちにクリケット用具などをプレゼントしました。生産者の子どもたちばかりでなく、政府によって家屋を取り壊されてしまった貧しいスラムの子どもたちも対象となり、バドミ ントンやカリムなどのゲームが女の子たちに、ボードゲームやクリケット、ボールなどが男の子たちに、それぞれ配られました。
タラ・プロジェクトでは、大人が公正な賃金を得てアクセサリーを作っています
『みんなでスポーツ』キャンペーンで、デリーの子どもたちにゲームをプレゼント