フェアトレードの基準(Fair Trade Standards)

WFTO(世界フェアトレード機関:World Fair Trade Organization、旧称「IFAT」)は、途上国の立場の弱い人々の自立と生活環境の改善を目指す世界中の組織が、1989年に結成した連合体です。
欧米や日本の輸入団体と、アジア、アフリカ、中南米の生産者団体の合計70ヶ国約350団体が加盟し、情報を共有しながら共に公正な貿易の普及を目指しています。
ピープル・ツリー(フェアトレードカンパニー株式会社)は1996年からIFATに加盟し、2003年にはフェアトレード団体としての認証を受けています。
WFTOの加盟組織は、お互いの活動を評価し合うために、以下の基準を設定しています。
| 1.生産者に仕事の機会を提供する 貿易によって貧困を減らすことを目指し、経済的に立場の弱い生産者が収入を得て自立できるよう支援します。 |
2.事業の透明性を保つ 生産者、消費者などすべての関係者に対して公正に接し、必要な情報を提供します。 |
| 3.生産者の資質の向上を目指す 生産者が技術を向上させ商品を流通させられるよう支援します。また、そのために継続的なパートナーシップを築きます。 |
4.フェアトレードを推進する フェアトレードの目標と活動について広報や啓発を行ないます。また、消費者に対して商品の生産の背景について情報を提供します。 |
| 5.生産者に公正な対価を支払う 生産者に対し、生産者自身が望ましいと考える水準の生活を保てるだけの公正な対価を支払います。また、必要な場合は代金を前払いして生産者を支援します。 |
6.性別に関わりなく平等な機会を提供する 女性にも男性にも平等な賃金を支払い、技術向上やリーダーシップ訓練の機会を提供します。また、その土地の文化や伝統を尊重し、宗教や階層、年齢などによる差別をなくすよう努力します。 |
| 7.安全で健康的な労働条件を守る 生産者が安全で健康的な環境で働くことができるよう、生産地の法律やILO(世界労働機関)で定められた条件を守ります。 |
8.子どもの権利を守る 子どもが生産に参加することがある場合、それが子どもの健全な成長や安全、教育を妨げないように生産者と話し合います。また、国連の「子どもの権利条約」および、現地の法律や社会的慣習を尊重します。 |
| 9.環境に配慮する 入手可能である限り、持続可能な生産が確保された資源を原材料に用います。生産工程では環境にやさしい適正技術を使い、包装や輸送にも環境負荷の低い素材や手段を用います。 |
10.信頼と敬意に基づいた貿易を行う 小規模生産者が社会的・経済的・環境的に健全な生活ができるよう配慮し、信頼と敬意に基づいた貿易を長期的に行います。また、できる限り収穫や生産に先立って生産者に前払いをします。 |