バングラデシュで「国際女性デー」を祝う
ピープル・ツリーの長年のパートナーである「タナパラ・スワローズ」は、バングラデシュ西部のガンジス川支流のすぐそばの村に位置する、女性のプロジェクトです。代表のライハン・アリさんが、2010年3月8日の国際女性デーに行われた、特別なお祝いの意味について、ピープル・ツリーに語ってくれました。
「2010年は国際女性デーの100周年にあたり、スワローズは地元の広場で何百人もの女性の集会を開いてお祝いをしました。スワローズのスタッフと生産者は、学生や教師、地方自治体の職員、地元の人たちをいっしょに行進に参加し、すばらしい雰囲気を作りだしました。女性の権利のためにたたかった100年の象徴として、100人の女性が選ばれ、ろうそくを手に行進しました。
女性の権利についてのメッセージを若い世代に伝えるために、地元の女生徒たちが国際女性デーの作文コンテストに参加しました。当日はベスト・エッセーとして4人が選ばれ、入賞者に賞品が授与されました。
午後のディベートには200人以上の生産者と地元の女性が参加しました。来賓は、国際女性デーの重要性について話をしました。その後、地元の女性の権利向上に大きな役割を果たした5名の女性が選ばれ、表彰されました。
夕方にはタナパラ・スワローズのアシスタント・ディレクター、マフムダ・ベガム・ギニーさんがゲスト・スピーカーとして招待を受け、地元の警察署で講演をしました。女性の権利を確立するために警察が果たす役割についての講演に1000人を超える多くの聴衆が集まり、国際女性デーのすばらしい締めくくりとなりました。