「フェアに着よう！ Humanity in Fashion」キャンペーン スタート！
ピープル・ツリーでは、"Humanity in Fashion（ファッションに人間らしさを）"をテーマに、「フェアに着よう！」キャンペーンをスタートしました。ファッションが、衣料品工場や農家の人びとに強いている厳しい現実を広く知らせるためです。私は12年以上にわたり、つくり手の人権を守り、自立を支援できる貿易のあり方を探してきました。ファスト・ファッションのもの作りでは、労働者たちはベッドほどの小さな部屋に家族全員が暮らし、子どもたちは12歳ごろから働かざるを得ないというのが現実なのです。
そんな状況を変える選択肢のひとつがフェアトレードです。つくり手が生活賃金を得るほか、地域ではその収益で学校や保健、環境などのプロジェクトを運営し、農村のコミュニティを支えています。バングラデシュの首都ダッカのスラムに暮らす出稼ぎの女性たちは、みんな口をそろえて「自分の村に仕事があれば…」と言います。家族がいる村の生活から出たかったわけではないのです。
皆さんにお願いがあります。周りの人にフェアトレードについて話し、搾取を続けるブランドにビジネスの方法を変えるよう、声を届けてください。私たちは途上国の労働者たちが置かれた状況を代弁しなければなりません。彼らとは違い、企業に質問や批判をぶつけても仕事を失うことはないのですから！
※ グローバル・ヴィレッジのウェブサイトで「フェアに着よう！ Humanity in Fashion」キャンペーンをご覧の上、来週から開始する「フェアトレードを通してMDGs達成を支援しよう！」署名活動にご協力ください。
こちらもご覧ください。
・サフィアのブログ ： イギリスで 'Humanity in Fashion' キャンペーン開始！（2010年07月19日）