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ピープル・ツリーの日本での20周年とイギリスでの10周年を記念し、ローラ アシュレイとのコラボが完成!

ロゴサフィア・ミニーが今回のコラボレーションについて、ローラ アシュレイにインタビューしました。


オーガニックコットン・プリント・クロップトジャケットサフィア : 今回のローラ アシュレイとのコラボレーションが実現できとてもうれしく思っています。ローラ アシュレイのブランドはどのようにして始まったのですか?


ローラ アシュレイ : ローラ アシュレイは、1953年にローラ アシュレイとバーナード アシュレイ夫妻が、ロンドンの街ピムリコのキッチンテーブルでプリントを始めたのをきっかけに誕生しました。最初の商品はヘッドスカーフとランチョンマットです。ローラ婦人はもともとパッチワークキルトに使える布地を探していたのですが、お店で好みのものを見つけることができず、夫と一緒に自分たちでプリントすることにしたんです。休暇で訪れたイタリアで現地の女の子たちが頭や首元に巻いていた細かい柄のスカーフにインスピレーションを受け、布を買って持ち帰りました。


サフィア : 今回のコレクションが100%フェアトレードでオーガニックであることについてどう思いますか?


ローラ アシュレイ : フェアトレード・ファッションのパイオニアであるピープル・ツリーと今シーズン一緒にコラボレーションできてうれしいです。フェアトレードでオーガニックのファブリックにローラ アシュレイのプリントを使うことで、トレンドに沿ったファッション性の高いコレクションを選択肢として提供でき、お客様とのエシカルなお取引という点でもごく自然な流れだと思います。ローラ アシュレイとピープル・ツリーはなかなかいい組み合わせだと思います!


サフィア : 今回のコラボレーションでは、100%フェアトレードでオーガニックのコットンを使い、製品の縫製は、立場の弱い女性たちに仕事の機会をつくり出そうと設立された社会企業アシシ・ガーメンツが担っています。それについてはどう思われますか?


オーガニックコットン・プリント・ノースリーブドレスローラ アシュレイ : アシシのような社会企業をサポートすることで、ファッション業界で働く人びとに違いをもたらし、また同様の団体が行っているよい活動への注目を集めるためにも、とても大きな機会になったと思います。


サフィア : ローラ アシュレイのアーカイブを見るのは大好きなのですが、その中でインド亜大陸からのプリントもたくさん見つけました。フェアトレードで職人さんに生活の糧をつくり出しているブロックプリントです。アーカイブがどうやって作られたのか、その背景を教えていただけますか?


ローラ アシュレイ : 私たちのアーカイブを気に入っていただきすごくうれしいです、私たちにとっても宝の山なんですよ!コレクションは、“ローラ アシュレイ“と”インスピレーション“の2つに分かれています。具体的には、前者は初期のヘッドスカーフなど50年代につくられた数々のレアな商品たち、そして現在のコレクションからのセレクションやクリエイティブな素材、アートワーク、希少な写真やカタログなどです。8万以上のイメージが商品アーカイブのデータベースに保管されており、デザイナーがインスピレーションを得、商品開発に活かせるようにしています。後者のコレクションは、パッチワークキルト、セラミック、テキスタイルの布キレやアンティークなど、ローラ婦人自身がインスピレーションを得るために購入したものです。


オーガニックコットン・プリント・Aラインスカートサフィア : ローラ アシュレイはイギリス国内で仕事の機会をつくり出すことを促進していたと思いますが、それは今の御社にとって重要なことですか?


ローラ アシュレイ : ローラ婦人の描いていたヴィジョンは今も生き続けており、今でも、私たちはその考えを支持しています。特別なデザインの壁紙印刷やカーテンづくりは現在もウェールズで行い、多岐にわたるファブリックや布張りの家具の生産などもイギリス国内で行っています。


サフィア : 今回のコラボレーションではピープル・ツリーがアイテムのデザインをしましたが、どう思いますか?プリント柄は70年代のものですが、コンテンポラリーなデザインと着やすさを重視しました!


ローラ アシュレイ : ピープル・ツリーがデザインしてくれた新しいスタイルのいくつかは、実は私たちのアーカイブにあるオリジナルのデザインに驚くほど似ているんです。ファッションは、すでにあるものを意識しながら、新しいものをつくり出してイノベーションを起こそうとしていますよね。今回のデザインは、新しい世代へローラ アシュレイのコンテンポラリーでモダンな着こなし方を示してくれています。


サフィア : 実は、私が結婚式で着たウエディングドレスはローラ アシュレイの白いコットンドレスだったんです。自分で胴周りに白いガラスビーズをあしらい、ペチコートのふちはサリーの生地で飾りました。アップサイクル(リメイクなどをして、服に新たな価値を加えること)などオリジナルの洋服をつくることについてはどう思いますか?


ローラ アシュレイ : そんな特別な場で私たちのドレスを選んでいただき光栄です!ファッションは個性と個人のアイデンティティそのものだと思います。アップサイクルなどで洋服をカスタマイズしている人たちは(新進のデザイナーやスタイリストの多くがそうしているように)、身につけるものの意味やそれが映し出すメッセージをクリアに持てているのだと思います。





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