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フェアトレードが可能にすること - サイドプール・エンタープライズ(バングラデシュ)からのレポート

バングラデシュ北部のサイドプールで活動する「サイドプール・エンタープライズ」は、主にジュート素材のバッグづくりを行う「アクション・バッグ」と、手漉き紙製品をつくる「イースタン・スクリーン・プリンターズ」の2つの生産者グループを束ねるフェアトレード団体です。あわせて約130人の女性たちが働く機会を得て、家族を支えています。


サイドプール・エンタープライズより、4月末に行われた、地域の子どもたちへの制服の配布について報告が届きました。


サイドプール・エンタープライズでは、3年前から毎年1回、制服やバッグなどを貧しい家庭の子どもや孤児たちへ配布するプロジェクトを始めました。今年は420人の子どもたちに贈呈したそうです。


代表のギャスディンさんより、メッセージが届いています。


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We Are What We Wear − 何を着るかで、その人が決まる「サイドプール・エンタープライズの職人たちを代表し、ご挨拶申し上げます。


今年も制服やバッグなどの必需品を贈呈するセレモニーを実施できたことを、嬉しく思っています。私たちのコミュニティには、貧しい家庭の子どもたちや、孤児など、両親が通学に必要なものを買ってあげられないために学校に行かなくなってしまう子どもがたくさんいます。彼らが学校で必要なものを贈ることで、子どもたちは学校に通い続けることができるのです。


この贈呈式は、過去3年にわたり実施してきました。そして、今後も継続していきたいと思っています。


このユニークな取り組みは、コミュニティの人びとに大変喜ばれています。また、このようなサポートのニーズもますます大きくなっています。


今回は、420人の生徒に配布をすることができましたが、これが可能になったのは、ひとえに皆さんの支援のおかげです。


皆さんの温かいご支援に、あらためて感謝申し上げるとともに、コメントやご提案がありましたら、ぜひお聞かせいただきたく存じます。


サイドプール・エンタープライズ代表
M. ギャスディン」


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フェアトレードは、つくり手に公正な賃金を支払い、安定した仕事の機会をつくり出すだけでなく、コミュニティの発展にも貢献しています。今回のサイドプール・エンタープライズの子どもたちへの贈呈式も、フェアトレードの取り組みがあり、それを購入するお客様がいてくださるからこそ実現したこと。児童労働の禁止や環境保護など、フェアトレードが大事にしていることは、未来を担う子どもたちが安心して学べる環境をつくることにもつながるのです。


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