Fashioned for Freedom - 自由のためのファッション
6月7日、イギリス・ロンドンの中心部メリルボーンで行われたイベント「Fashioned for Freedom」に、イギリスのピープル・ツリーが参加しました。ロンドンの建築のなかでもひときわ美しい建物の中で、メディアやテレビ、一般の皆さんへピープル・ツリーの2011年秋冬コレクションを一足先にお見せしました。
Fashioned for Freedom (FtF)はファッションショーとコンサートのチャリティイベントで、収益金は人身売買の犠牲者がその後生きていくための支援に使われます。
国際移住機関(IOM:国連の移住機関)やロンドン市長、NSPCC(子どもの虐待をなくすために活動しているイギリスの団体)、人身売買問題に取り組む国際ネットワークStop The Traffik、Beulahをはじめとするファッション・ブランド、Grazia誌と協力して、FtFはファッション産業のポジティブな力を結集し、人身売買という衝撃的な問題に対する意識を高めることを目指しています。
ファッションの生産現場では、強制労働や働く人の搾取が頻繁に起こっています。こうした現状を踏まえて、人身売買そのものに反対するためにファッション産業はなにができるのか、議論が始まっています。ピープル・ツリーなどのフェアトレード・ファッションのブランドは、ファッション産業で奴隷労働をなくすための基準をつくろうと努力しています。
ピープル・ツリーのショーは、根強い人気のエマ・ワトソンとのコラボレーションアイテムで幕を開けました。その後は、デザイナー、オーラ・カイリーとの新作コラボ。斬新でフェミニンなデザインが魅力です。
続いて、Forest and Floralをテーマにした2011年秋冬コレクション。円形シェイプや、手仕事の美しさが際立つスマートな普段着、ぜいたくな金の手刺繍の装飾をほどこしたスペシャル・パーティーコレクションなどを発売に先立ってお見せしました。
ショーの締めはヴィヴィアン・ウエストウッドとコラボレーションした、Tシャツドレス(日本未発売)。時代を象徴するファッション・デザイナー、そしてマリ・クレール・インターナショナルとのチャリティ・コラボで生まれた、特別なアイテムです。
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