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しいの実社×People Tree コラボレーションクッキーをお届けします!

こんにちは。食品担当のリヨです。

しいの実社とピープル・ツリーとのコラボレーションでお届けしているクッキー。
8月に新発売したのですが、即完売。うれしい限りです!

しいの実社×People Tree コラボレーションクッキー チョコチップクッキー チョコ×チョコクッキー 紅茶クッキー


もえぎの会の理事長 野村和成さん

先日、もえぎの会の理事長 野村和成さんにお話を伺いました。



もえぎの会は1978年に自閉症の子を持つ親たちが集まって活動を開始し、『自助自立』の精神のもと、昨年活動30周年、法人としては10周年を迎えたそうです。しいの実社とは、施設の利用者さんが障害者としてではなく、社会の一員として同じように生活をするために仕事をする一つの事業の名前です。だから『社』がつきます。 一人ひとりが仕事をし、持っている能力を使い、高め、製品を作ることによって満足感・達成感を感じてもらうのだそうです。それは普通の生活と何ら変わりのないことですよね。



1個ずつ丸く形を作っています。彼女は丸く形を作り、鉄板に乗せていくのが得意なのです!

そのための手段としてクッキーを作る、パンを焼く、織物を織る、手漉き紙を漉いてハガキや置物などの製品づくり。 コーンフレーク付きのクッキーは食品部門の原点で、家庭でつくれるものからお母さま方が試行錯誤の上、小麦粉や砂糖など、家庭にある材料を使って簡単に、でもオリジナリティを加えてつくり始めました。このコーンフレークを付けるという作業がミソ。均等にまぶすことが得意な人と苦手な人がいて、一方で「丸く形作るのは得意!」という人もいるのです。とはいっても一般に販売されているクッキーですらコーンフレークを付ける作業は困難! しいの実社ならではのクッキーが 出来上がったのだそうです。



数えて袋に入れます。手元の紙に描かれている○が見えなくなっ
たらOK!

今回のコラボクッキーのレシピを考えるにあたっては、しいの実社のオリジナルクッキーの素材を、ピープル・ツリーのフェアトレード素材に変えるところからスタートしました。しかし、原材料が変わっただけで製造工程が変わってしまったり、原材料を変えたり、分量を変えたりするだけで、いつもより生地の固さが微妙に変わってしまうということが発生します。すると、利用者さんの中にはその変化を理解して受け入れることが大変だったり、自分のペースがあって急ぐということも難しかったりという人もいます。



「かわいそうだから買ってあげよう・・・」では事業として長続きしません。現状に満足せず、質を高めて新しいことにチャレンジすることを利用者さんも、しいの実社としても実践しています。しいの実社のマークを商標登録したり、目黒区内外の企業との交流をもったり、地域のイベントに出展したり。「今回のピープル・ツリーとのコラボも一つのチャレンジだった」と野村さんはおっしゃいます。



袋にシールを貼ります。シールの位置が同じ位置になるように、
板に目印が付いています。

「しいの実社とフェアトレード事業は通ずるところがある!」と思うところが多々あります。 「利用者さんも、スタッフさんも、行政も、地域も満足する価値の連鎖が大事!」と野村さんからお話いただきました。 『食べる人においしさを、つくる人にやさしさを』『みんなが幸せになるチョコレート』と似てる!と思いました。



ちなみに、私のイチ押しはチョコ×チョコクッキーです。
ちょっと苦味があって、コーヒーとの相性バツグン!
ぜひお試しくださいませ。



9月14日(金)に、再び予約受け付けを開始します。お楽しみに!